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魂堕としの快速通勤列車 参


「…………?」

 その異変に気づいたのは、家に戻ってシャワーを浴びようと脱衣場に入って服を脱ごうとしたときだった。
 不意に、鏡を見て違和感を覚える。
 
 鏡に映っているのは、何の変哲もない、いつもの自分だ。
 けれどなんだか変だ。

「…………」

 見慣れた自分の顔が、自分じゃないみたいで。
 見慣れた自分の身体が、自分の身体じゃないみたいで。特に胸が膨らんでいるのが不自然すぎて、俯いて確かめる。
 そこには確かに二つの膨らみがあり、首と服の隙間からはブラジャーと胸によって作られた三角の谷間がしっかりと伺える。










 ぱふっ、胸に触ってみると、しっかり手のひらが跳ね返された。
 ブラ越し、服越しだから感触は弱かったけれど、なんだか不思議な感覚だなあと思った。いつも触れているはずなのに。
 そのまま汗をかいた服を脱ぎ去って、下着姿になると、鏡の向こうにいる自分にドキリと小さく胸が高鳴った。

 ……あれ? やっぱり、変だ。
 自分が腕を上げれば、鏡の自分も腕を上げる。胸の後ろのホックに両手を伸ばせば向こう側の自分もそうして、ぱちんと外す音に驚いて、あわっ、と言いながらブラを床に落としてしまう。
 ぽよんっ。
 当たり前のように、胸が露になる。思わず鏡の向こうの少女ににじり寄って、裸の胸を凝視しているうちに、それが自分であると忘れそうになってしまう。
 
 はっと、何をしているんだろうと思いなおした。
 今日はずっとおかしい。
 朝は痴漢されてもなんとも思わなかったし、昨日の怒りや、悲しい気持ちは今では全くない。それに今のことだって、なんだか普通じゃない気がする。
 どこか空恐ろしいものを感じたが、今はとりあえずお風呂を済ませてしまおうと思い、そのままショーツも脱ぎ去って鏡を見ないようにして風呂場に入っていった。

 がちゃ、と扉を閉めてシャワーを手に取り、簡単に身体を洗う。
 橙色の浴室では無数の液体がじゃああっと身体のラインに沿って滑り落ちて、いくらかは真っ白な蒸気となりながら、ほとんどは排水溝に、渦を巻いて吸い込まれる。
 ごぷっ、ごぷっ。

「……はぁ、っ!?」

 自然にため息をついた、その口をはっと押さえる。
 何か変だ。ためしに喉を使って声を出してみると、

「あーあー……あ、あれ。わたし、こんなに声高かったかなぁ」

 風邪を引いて声ががらがらになる、というのなら分かるけれど、声が甲高くなるなんてことがあるだろうか。
 記憶をさかのぼってみると、しかしこれは間違いなく自分の声だ。
 しかし、その事実にはひどく違和感を覚えた。脱衣所で感じた違和感といい、今のことといい、どうも自分が自分じゃないみたいで……ふと鏡に顔を向けると、かすかに表情に陰りを見せた裸の自分が座っていて。

「……ごくっ」

 やっぱり、変だ。
 自分の身体が自分じゃないみたい。まるで、鏡の向こうに別人がいるみたいで、身体がその"別人"の写し身になってしまったみたい。
 鏡の向こうの自分が手をあげれば、向こうの女の子も手をあげて、とっさに恥ずかしくなって胸の大切な部分をさっと手で覆い隠した……な、何してるんだろう。相手は鏡なのに。
 
「は、はやく身体洗ってお風呂に入っちゃおう……」

 







 ――翌日、いつもの場所で電車を待っていた。

 ……おかしいよ。やっぱり、おかしい。
 ずっと昨日の夜のことを考えている。起きてからいままで、ずっと悩んでいた。
 
「……はぁぁ」

 何度目か分からないため息だ。
 その理由は、自分の身体にあった。昨日からまるで見知った自分の身体が、まったく別の誰かみたいに感じるんだ。
 これも痴漢に遭っているせいなんだろうか。

 ……けど、姿身で自分のカラダをみてどきどきするなんて、どうしちゃったんだろう。
 お風呂にはいったあと、自分の部屋で自分の顔を見て。
 どうしてか、自分から服を脱いで、まるで男の人みたいに胸や股間に見とれちゃって。危うく、お風呂に入った後なのに致してしまうところだった。
 もし、あそこで自慰に耽ってしまったら、大切な何かが無くなってしまいそうな気がしたのだ。
 うまくは言えないけれど、心を支えているモノ。
 何かはわからないけど、とっても大切なもの。それが吹き飛ばされてしまいそうな、いつもは感じない怖さを感じた。
 けど……

「んぅ……っ」

 もじ、もじと、駅のホームで太ももを擦らせる。気づかれないように鞄の位置を治す振りをして。
 きゅぅんっ、と股間のあたりが泣き声をあげると、ぴりりと背筋に電気が走る。ぞくりっ、やだだめ、またこんな所で。
 
 ……はぁ、はぁっ。
 立ち止まっていると、意識が股間に集中してしまう。何もないのっぺりとした女の子の股間。男の人がすごく見たがる場所。 ついでに反応した乳首がぴくんっと勃起しはじめて、ほとんどの意識が性器に向いていた。
 外で、こんな風になるなんて、本当にどうしちゃったんだろう……
 モジモジ。太ももが擦れる。
 ぴりぴりっ。電気が走って、うずうずと股間が、アソコがどんどん気持ちよくなってくる。何も考えられなくなっていく。


「早く行ってくれるかな?」
「……あっ、すみませんっ!」

 後ろのサラリーマンの人に声をかけられ、はっとした。
 いつの間にか、電車が目の前にあった。扉が開いていて、意識が戻って慌てて扉に入っていった。車内はいつも通りひどく込んでいて、向こう側の扉の前に立った。
 空気音とともにドアが閉まり、がた、ごとんと動き始める。カラダが傾く。

「はぁぁぁ……っ」

 やだ、本当に、わたしどうしちゃったのかな。
 あんな人の前で、自分のハダカを想像して、気持ちよくなりかけちゃうなんて。絶対におかしい。
 とにかく、このエッチな気持ちは我慢しないと。ここで気持ちよくなったら、大切なものを無くしちゃう気がするから……
 
「あっ」

 つん、つん。まるで肩を叩かれるみたいにお尻をつつかれて、びっくりして声をあげそうになる。
 ……やだ、もしかして。いや、こんなことをする人は、他に誰もいないだろう。
 よく考えてみたら、どうしてわたしはこの列車に乗ろうと思ったんだろう? これに乗ったら、また出会ってしまうというのに。

「ひひひぃっ、今日も、来てくれたんだね」

 なんだか、とても懐かしい声に聞こえた。
 最初は不快に思ったけれど、今はそうでもない。その声色から、この人はわたしのカラダを目当てに来た痴漢だと分かっているはずなのに。
 ああ、今日はなにをされちゃうんだろう……あれ? わたし、この人がきて、期待してる?
 
 気がつけば、まだ何もされていないのに、はあはあと荒い息をこぼしていた。
 いったん静まった乳首はぷくぅっと勃起して、アソコはうずうずと、さっき以上にエッチに疼きはじめていた。そんな望みを叶えるみたいに、痴漢さんはお尻を揉むことなく、一気にスカートを捲くりあげて、ショーツを上からなぞり始める。

「んっ……ひぅ……っ」
「おや? もう濡れてるねぇ~っ、痴漢されてオマンコ感じちゃった?」
「や、やだ……変なこと言わないで」
「けどほら、ねとぉ~って、これが君の涎だよぉ」

 いったん引き抜かれた手が、お腹の辺りに回り込んできた。
 見ると、ねとぉっと白い糸が、親指と人差し指の間にブリッジを作った。少し待っていると指先から落ちて、床の染みになった。
 けれど、それを見たわたしは羞恥よりも、これまでにないくらいぞくぞくっと、キモチイイが駆け巡るのを感じた。
 あ、ああぁ。やだ、頭が真っ白になってる。アソコがきゅんきゅんしてっ、期待しちゃってるよぉぉっ。

「もっとシてあげるよぉ。ちょ、ちょっと足開いてくれる?」
「……や、やぁ……はんっ、あっ!」

 言うことを聞いちゃダメだ。そう思った瞬間、びりびりぃっ! と電気が駆け巡った。
 またアソコが、今度はショーツの横から滑りこむみたいに指が這い回っている。どうしてか、恐怖感じゃなく、期待感で胸がいっぱいになっている。
 あ、やぁっ、はぅっ。あんっ、やっ、はぁぁっ。
 舐られる。捏ねくられる。一番敏感な突起が、くりくりとスティックみたいにころがされて、感電したみたいなすごい刺激に支配される。声を漏らしそうになって、思わず自分の手で口を覆った。
 も、もっと……と求めるように、足を開いた。差し込まれた手をさらに導くように、股間を少しでも守っていた太ももの隙間を広げる行為を、自らやってしまった。

「なんだ、君も、きっ気持ちよくなりたいんだねぇ。してあげるっ」
「…………」

 き、キモチイイから……仕方ないよね。
 差し込まれた手は、さらに容赦なく、アソコをいじってくる。さらにもう片方の手が、制服に包まれたおっぱいに伸びてきて、ぐにゅうと揉みしだかれた。
 あああぁぁ・・・…悦楽と法悦で頭がおかしくなりそうで、蕩けて、電車の中で声をあげちゃいけないことも忘れてしまいそう。
 まるで、この世の快感のぜんぶが、弄られているここに詰まっているみたい。
 こんなにキモチイイなら、もう何でもいい。
 ぽたっ、ぽたっ。差し込まれた手を伝って、重力に引かれて雫が床に何滴も落ちている。爪先立ちになっていて、ドアに両手をついてカラダを支えている。かくかくっ、太ももが震えて、いまにも崩れ落ちそうだ。
 ああ、もっと気持ちよくなりたい。もっと、もっと痴漢して、ショーツの中虐めてほしいっ。おっぱい揉みしだいて、乳首コロコロしてほしい……っ。

「じゃあ、仕上げかなっ。たぶん今日の夕方にはぜんぶ終わってると思うからね……」
「はぁぁ……ぜ、ぜんぶ……?」
「うん。今日はがっ、学校いかないで、どこか公衆トイレでいっぱい一人エッチしていいんだよっ」
「一人えっち……お、オナニー……ですか?」
「だから、夜にもう一回、この駅で会おうね。じゃあね」

 すっと手が引き抜かれて、ショーツと濡れた平べったい股間がぺとりとくっついた。
 ああ、イけなかった……イかせてくれなかった……痴漢さんは開いた扉の横を通り過ぎて、人ごみにまぎれてそそくさと出て行った。
 わたしは、とっさに追いかけようと思った。
 降りるにはまだ早い駅だけど、ドアを飛び出して、きょろきょろと周囲を見回す。けど、痴漢さんの姿はどこにも無かった。
 
「……んぅっ」

 じゅぅんっ。アソコからまた、ショーツに染み出した。もう触れられてないのに。
 なんで追いかけちゃったんだろう。
 捕まえて、逮捕してもらおうとしたんだろうか……いや、そうは思ってない。なら、どうして追いかけちゃったんだろう。
 
「はぁっ、はぁぁっ……!!」

 ぽたり、またスカートの内側から、水滴が落ちる。
 さすがにまずいと、直感した。このままだと周囲にエッチな気持ちになってることが、ばれちゃう。見知らぬ駅には、まだサラリーマンやOL、同じ歳くらいのひとがいっぱいいて、改札に出ていくところだ。そして新しく来る列車を待っている人も……
 周囲を探して、探して……あっ、男女の赤青の三角マークを見つけた。

 そのとき、天啓を得たような、稲妻が脳裏によぎった。

 ああ。行かなきゃ。
 アソコを鎮めなきゃ。シなきゃ。言われたとおりに、シたいよぉ……っ。
 朝、これ以上エッチなことをしちゃいけないと思っていたことなんてすっかり忘れて、痴漢を受けたばかりの少女はいやらしい気持ちを抱きかかえたまま、手近な桃色のトイレに駆け込んだのだった。

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コメント

こういうの大好物です。続き期待してます。

コメントありがとうございます!
女の子を人形にして媚びへつらう感じで操るのが書きたいと思って書いてるのですが、楽しんでいただける方がいるなら幸いです!! 
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プロフィール

spiritinserter

Author:spiritinserter
裏でこっそりと執筆している憑依系R18小説の個人的保管庫
憑依、乗っ取り、操りがメインです。気が向いたら更新します。
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