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アブソーブスライム1

修正版です。

2018/10/10
再修正しました

 その日の俺の運勢は、間違いなく最悪だった。

 朝起きれば腹痛に襲われてトイレに篭る羽目になり、何も食べれず、学校に行くために家を出れば途中で雨に打たれ、乗ればギリギリで間に合うことのできるバスを乗り過ごした。

 それだけならまだ「今日は不幸だったなあ」で済ませられるレベルだ。
 しかしこの日は人生最悪の日。この程度で済むはずもなく、雨の中を走っていた俺は、なんと落雷に打たれたのだ。

 一体どれほどの確率だというのだろう。
 意識を失い、気が付いた時には病院へと運ばれていた。気づいたときにはベッドで、包帯を巻かれていた。

「はぁ……」 

 病院のベッドの上というのは、非常に退屈だ。
 授業を受ける必要がないというのは嬉しいことだが、こんな不幸、思わずため息の一つや二つ漏れるというものだ。

 しかし不幸中の幸いというべきか、直撃したはずの雷だが、なぜかちょっとした火傷程度で済んでいた。
 医者は信じなかったが、体中を稲妻か駆け抜けて、激痛が走ったのは今でもはっきり覚えてる。あれで怪我がないというのは、自分でもおかしいと思う。もちろん怪我をしたかったわけではないが。

 やがて数日もすれば、医者に何度も診断されたり精密機器に入ったり、全ての検査が終わって、晴れて退院して家に戻ってきた。
 明日から学校に戻らなければならない。
 そう思うとちょっと憂鬱だったけれど、まあ仕方がない。
 夜になるとすぐに部屋の電気を消して、布団の中で目を閉じた。



「うぷっ……はぁっ、はぁ」

 その日の晩、俺は不意に猛烈に吐き気に襲われて目を覚ました。
 かつて感じたことのないほど、胃中をぐしゃぐしゃにかき回されたような不快感。思わずおえっ、と布団の上に吐いてしまいそうになるのを抑えて、何とか立ち上がってトイレに向かおうとした。
 しかし、立ち上がった時点で、とうとう我慢できずに口から粘ついた液体が、ずるるっと吐き出される。

「はぁっ、なんだ、これ……っ?」


 突然、吐き出したのゼリーのような物体だった。
 こんなものを口にした覚えはない。
 不思議なことに吐き出したというのに口元は全く汚れておらず、けろっと元の体調に戻っていた。

 電気をつけてじっくりと見てみると、吐き出したそれは少し透き通っていて、オレンジゼリーみたいだ。
 指でつっついてみると、ぷるぷると震えるだけでなく、何か体がつっつかれるような感覚が走った。

 な、何だ?
 手や足のどこでもない、全く知らない感触に戸惑いながら、もう一度つっついてみる。
 ぷるっとゼリーは揺れて、触られる感触がした。
 まるで自分の体の一部が分離して、触られたような気分だ。

「……ええ? う、うわっ、動かせるぞこれ……」

 その証拠に、触られる感触を頼りに、ゼリー体を動かしてみることができた。地面を這ってみたり、手にのっからせてみたり、スーパーボールのように飛び跳ねたり、動きは自由自在だ。

「でもこれ何なんだ……?」
 
 ゼリーを手に持って、ひやりとした感触を感じながら、首を捻った。


 考えがまとまらないまま翌日を迎えた。
 このゼリー体を家に放って出てくるわけにもいかないので、鞄にいれて家を出た。
 感覚が繋がっているものを、家に置きっぱなしにするのは不安だったのだ。
 他のものが塗れることはなかったが、蓋をつけずに瓶に入れておいた。これでとりあえず安心だ。

 学校につくと、普段どおりの日常が広がっていた。
 教室に入ったときに数人がこちらを見たが、ほとんど誰も声をかけてこない。友達はほとんどいないから仕方ない。こうなることは分かっていたので、しれっと席について日常に戻った。

 そして授業がはじまってから、瓶詰めにしたことを後悔した。
 身じろぎをしなければ特に問題はなかったのだが、なんせ狭い。体中がごつごつと固い感覚にぶつかって、非常に気持ちが悪い。
 隙を見て鞄に手を突っ込んで瓶の蓋だけ開けたが、それでも快適とはいえなかった。

 明日から対策を考えなきゃいけないだろう。
 というか、これのことを誰かに相談したほうがいいのか?

 ……できないよなあ。
 ネットで調べても何も出てこなかった。そもそも神経が繋がっていないのにどうして感覚が繋がっているのか。誰かに見つかったら大変なことになりそうで、とても相談なんてできるはずない。
 
 そして放課後に先生に呼び出された。雷に打たれたことは聞いていたらしく、相談しようかと一瞬だけ悩んだが、このときばかりは口を噤んだ。
 今日は大丈夫だったか、などという話をしてからようやく開放さ、職員室を出た。

「はぁ、疲れた。早く戻るか……んっ?」

 教室に戻る途中、不意に体に異変を感じた。
 この体ではなく、教室に置いてきたゼリー体の方から伝わってくる感覚だ。
 嫌な予感がして慌てて教室に戻ると――

「な、何だろう、これっ……」

 俺の鞄がひっくり返って、転がった瓶から飛び出たゼリー体を、不思議そうに眺めるクラスメートの佐倉姫子さんがいたのだ。
 察するに、横にかけてあった鞄を、ぶつかった拍子に落としてしまい、瓶が転がり落ちてしまったらしい。
 これはまずい。佐倉さんは、しゃがんで瓶と、ゼリーをじいっと見つめている。

 見つかってしまった、早く隠さないと!
 とっさに教室に駆け込もうとした。しかし、それよりも早く危機に反応した存在がいた。

「誰? あっ、あなたは……ひっ!?」

 佐倉さんは俺の姿に気づいて視線をそらした。こちらと視線を合わせたおかげで、彼女は異常な速さで跳んだゼリー体の姿を見落とした。
 いったい、その小さな身体のどこにそんな跳躍力が宿っていたのだろう。
 
 俺の意思とは関係なく、まるでこの瞬間だけは別の生物になったみたいに、ゼリー体は、佐倉さんの顔にべちゃんとへばりついた。

「ンっ!? ンンぅう――ッ!!?」

 口元と鼻を塞がれて、慌ててそれを引き剥がそうと手をかけようとした。俺も、慌ててそれを止めようとした、だが。
 ずるぅぅぅぅっ!! ごぼっ、ずにゅっるるっ!
 それよりも前に開いた口からずるっと彼女の中に入り込んでしまった!
 
「ンンン――っ! ん、はっ、はぁっ、はぁっ……っぁ」

 ずるっ、ずるりっ。佐倉さんはされるがままに、あっという間に全てを飲み込んだ。

 ゼリーが顔の表面から消えて少ししてから苦しそうにしていた表情が緩んだ。俺は、立ち止まったままどうすることもできずにいた。
 大変なことになった。そんな気持ちだけが心に浮かんでいる。
 そして、その嫌な予感は的中した。佐倉さんは緩んだ表情はそのままに、そのままぺたりと膝をついて、床に倒れこんでしまったのだ。

「佐倉さんっ!?」

 慌てて、うつ伏せになった彼女の体を揺すったが、反応がない。
 顔から血の気がさっと引いた。
 あの変なゼリーを持って来たせいだ、こんなことになるとは思わなかったんだ。

 どうしよう、どうしよう。
 そんな事を思って必死に彼女の体を揺すっていると、不思議にも自分が揺すられているような感じがし始めた。

 なんだ、これ。
 それはとても奇妙な感覚だった、まるで、もう一つ自分の身体があるみたいだ。
 手を止めた時、揺さぶられる感覚もなくなった。そして佐倉さんはパチリと目を開けた。

「さ、佐倉さんっ! よかった……」

 と声をかけてみるが、何も返事をせずに、俺と同じようにぺたんと座り込んだ。彼女の瞳は空ろで、どこか遠くを見ているような目をしていた。
 しかし肩をゆすると、まるで自分の肩を揺すられたような感触が伝わってくる。

「佐倉……さん?」

 返事はない。
 手を振ってみる、反応はない。
 肩を揺さぶってみる……反応はなく、揺さぶられている感覚が伝わってくる。

 
「……もしかして、あのゼリーが佐倉さんの中に入ったから……!?」

 そうとしか考えられない。
 あの不思議なゼリーは、彼女の体内に入ってしまったのだ。試しに手を握ると、握っている感覚と、握られている感覚が両方伝わってくる。
 ま、まずい……! こんなところ、誰かに見られたら……

 慌てて廊下を見て、誰もいないことを確認してから教室の扉を閉めた。
 こ、これでひとまず大丈夫……
 いや、放課後だから、人はほとんどいないはずなんだけどさ。

「佐倉さん……起きてる?」

 反応はない。座っているので、寝ているわけではないみたいだが、何も聞こえていないような振る舞いだ。 
 とにかく、このままじゃ困る。どうにかして元に戻さないと……

「……ん?」

 困ったように顔を抑えているときに、佐倉さんが同じように顔を抑えていることに気づいた。
 手を下ろすと、佐倉さんも手を下ろす。

 …………

 片腕を上げてみる。
 佐倉さんは、座ったまま細い片腕を上げた。

 両腕を上げて、下げてみる。
 同じように動いた。

「佐倉さん」

 ……もしかして、これって。

 一つの可能性に思い至った。
 もしかして、あのゼリーと一緒で、佐倉さんを自由に動かせるんじゃないか?
 
「えっ……う、うわ……こ、これって!」

 その事実に気がついた瞬間、まるで最初から知っていたみたいに、その知識が頭の中に浮かんできて驚いた。

 自分の体と、佐倉さんの身体が一体になっていた。
 佐倉さんを佐倉さんたらしめているもの……彼女の頭の中、脳内に、ゼリーは入り込んでいた。
 頭蓋骨の中身が、透けて見えた。
 黄色の、皺のある大きなその物体の隙間に滑り込むように細い粘液の触手を無数に伸ばして、奥の隅々まで入り込もうとしている。

 それが進めば進むほど、佐倉さんと繋がっていくのだ。
 ゼリーは命令で自由自在に動かすことができる。ゼリーは彼女の内側を隅々を支配している。
 だから自分の腕のように佐倉さんの体を自由に動かせる。

「……立て」

 口にすると、彼女は自分の足ですっと立ち上がる。
 目の前で手を振ってみるが、やはり反応はない。ぺちぺちと頬を叩いてみると、やはり同じ感触が伝わってきた。

 間違いない。
 佐倉さんは俺の体の一部になってしまったのだ。
 俺の命令をなんでもロボットのように聞き、何でもいいなりになって動く。まるで、本物の右腕のように。

 欲求が。
 呆然と立ち尽くして、何でも命令を聞く女の子を目の前にして、黒い妄想がふつふつと湧きあがってくるのは必然のことだった。
 放課後で誰も来ないという安心感が、背中を押す。  

 突然舞い降りたチャンス。
 もう子供じゃない。既に、そういう知識は持っている。ただし実践する相手はいなかった。

 ……いまの佐倉さんに、ロボットみたいに感情がないなら。

「スカートを捲って、見せろ」

 そう告げる自分の声は、驚くほど冷たかった。
 佐倉さんは迷いも羞恥心もなく、ぺらりと自分のスカートをたくしあげて見せた。
 俺の思った通り両手でスカートの前を掴んで、少し足を開いてはっきりパンティを見せるようなポーズだ。

 これは、もう、決まりだ。
 あのゼリーは他人の体を乗っ取ることができる能力を持っているんだ。

 人間を、女の子を俺のいいなりにできて、思い通りに体を動かすこともできる。
 試しに、そのまま回れと頭の中で命じてみると、スカートを捲りあげたまま三回回ってこちらを見た。
 
 言葉で言わなくてもいい。
 やってほしいこと……いや、やらせることを、支配者の命令として送りつける。
 頭の中で、イメージする。
 彼女の脳内に巣食ったスライムが、それを受け取って、そのように肉体を操作する。

「わたし、ずっとあなたのことが好きだったの♡」

 さっきまでスカートをたくしあげていたことも忘れたように、もじもじしながら赤面して、恥ずかしがらせながら愛の告白させることもできた。
 実際に言われてみると、すごくドキドキした。
 顔を赤くしながら、少し見上げるようにして返事を待つ佐倉さんを見て、思わず本気でうんうんと頷くところだった。

 しかし、それだけでは自作自演なのでちょっぴり面白くない。
 せっかくいいなりに何でもさせられるのだから、もっと大胆に……

(いや、でもちょっと待て。万一でも、こんなところに誰かが入ってきたらまずいな)
 
 少し考えてから、俺は二人分の荷物をまとめた。
 もちろん自分と、佐倉さんの机の上にあったものである。教室には誰も来ないと思うが、忘れ物を取りにきただとか、そんな理由で戻ってきた誰かに見つかったら最悪だ。

 意思のない佐倉さんを操って荷物を持たせて一緒に廊下に出た。
 ばれないように少し離れて歩いたけれど、その心配は杞憂で誰ともすれ違わなかった。
 階段を登って屋上の扉を開ける。
 夕焼け空が一面に広がり、ひゅうっと風が吹き抜けて佐倉さんのスカートがはらりと何度もはためいた。
 しかし、どんな強い風でも決してめくれることはなかった。
 女子のスカートというのは不思議にできている。絶対にめくれたりしないし、めくれるときはスパッツを履いて誤魔化している。

 広大な夕陽けを背景にして、神秘ささえ感じさせる彼女の瞳からは今も光が失われている。
 そこにいるはずの肉体の持ち主である彼女の意思はなく、艶やかな肢体が欲望に穢されようとしていた。

 ココまで来て、後にはひけない。
 見つかるリスクよりも、いまは背徳感と危機感、そして全能感で満たされていた。一人の人間を支配している、その事実に酔いしれた。

 いま起きている現象を正確に理解していたのも、非道徳的な行為を後押しした。
 彼女の記憶には、いまから起きることは何一つ残らない。
 
 手始めに、彼女を表情を操った。
 まるでそこに彼女の意思があるかのように嬉し恥ずかしそうな表情で、さらに口も動かさせる。

「私ね、あなたの事を考えるだけで、おへその下が熱くなっちゃう……」

 そう言わせて、もう一度スカートをたくしあげさせた。
 手をかけようとして……本当に意識があるんじゃないかと少し怖くなった俺はもう一度念じてみた。
 すると、彼女の表情は消え失せ、元の人形のような光を失った目に戻った。
 口をぽかんと開いたまま、黙ってスカートをたくし上げて見せてくれる人形となった彼女に問いかける。

「さ、触るよ。佐倉さん」

 固まったまま、ピクリとも反応を返さない。
 ドキドキしながら股間を布越しに触ると、まるで自分の股間が弄られるような感触とともに、初めて見るのっぺりした女の子の股間に感動を覚えた。

 これが佐倉さんの、本物の女の子の股間なんだ……
 興奮しながら、太ももに頬ずりする。すりすり。
 普段生活している教室でトンでもないことをされているというのに、彼女はされるがままにたくしあげたスカートの中を蹂躙された。

 息を荒げながら股間の感触を堪能した後、腕を広げるように命じた。
 そして、彼女の胸部が無防備になったところで、両手で二つのそれを押してみる。

「んんっ」

 彼女の体が勝手に声を零した。それと、胸元に今までにないぽよんとした感触がある。
 くにっと歪めてみると、マシュマロのように形を変えて感触を楽しませた。それをやり続けていると、徐々に彼女の息が荒くなりはじめる。

「はぁっ、はぁ……はぁ」

 律儀に腕を横に伸ばし、されるがままになる彼女はとても滑稽に見えた。しかしそれをやらせているのは自分なのだ。
 この調子なら、もっと危ないことができる。どうせこんな時間に屋上に来る物好きはいないだろうと決め付けて、もう一度佐倉さんに恥ずかしがる表情を作らせた。

「いまから……オナニーします……」

 佐倉さんは自分の手でスカートをたくしあげ、もう片方の手で割れ目をすっと弄って見せた。
 ショーツの上から指先を、くにくにっと。回すように。以前にAVで見た動きを真似るように。

 ぞくっ。
 かつて感じたことのない感覚が背筋を駆け抜け、背中が硬直した。
 こ、これって……佐倉さんの感覚……?
 
 佐倉さんはぼんやりした表情で、手をしっかりと股間に差し入れて動かしている。
 ぐにぐに。そうされるたびに、ゾクゾクと、冬のときみたいに身体が震え始めた。寒いわけでもないのに、どうして。

 もしかしてこれが、女の子の感覚なのか?
 あまりに男と違いすぎて分からなかった。
 気持ち、いい。 
 佐倉さんが自分の股間を弄れば弄るほど、俺は気持ちよくなることができた。いつの間にか人形みたいだった表情は、目を瞑ってうっとりと恍惚としていた。
 空のほうに首を傾けながら、与えられる快楽に身を委ねている。

「あっ……ああぁん……あっ、あ……っ」

 これだけの事をされて、もう我慢がきくはずもない。
 股間が爆発しそうだ。
 超えてはいけない一線を越えたい気持ちで一杯になる。この雌に、ぶちこんでやりたい。無防備に晒され、抵抗しないこの穴に挿入してみたい。

「彼氏でもなんでもないから、駄目か……いや」

 そんなことは関係ない。
 悪魔が囁く。 
 オナニーするときに自分の手に許可を取ったりはしないだろう。
 記憶にも残らない。
 大丈夫。 

「佐倉さん……今だけ、俺の彼氏になってよ」

 勇気を持って、そう告げた。
 佐倉さんはにっこりと微笑んで、頷いた。頭の中のスライムがそうさせた。

「綾って呼んでもいいですよ。もう彼女ですから」
「綾ちゃん……くぅ~っ、これ恥ずかしいな」
「ありがとう、お礼にもっと私の身体を好きにしていいよ。おちんちん入れていいよ?」

 ちょっと棒読みになってしまった。
 演技をさせるのは難しい。思いつつ、彼女の方から抱きつかせ、佐倉さんの唇と俺の唇を触れ合わせた。
 ちゅぅっ、じゅるっ、じゅぶぶっ。
 また一線を越えたが、許可を出させたので悪くない気持ちだった。積極的に、佐倉さんのほうから舌を絡めてくる。
 口内でじゅぶっと舌を絡み合わせる。いきなりのディープキスで、二つの感覚に自分で戸惑ったが、これも彼女を支配している感じがして悪くない。

 唇を離すと、彼女は潤んだ目で名残惜しそうに舌を出していた。
 口と口の間につつっと糸を引かせているのを見て、とうとう俺は彼女を押し倒した。 
「エッチなことしたいの? ふふっ、いいよ」

 床に押し倒された彼女は自分からスカートに手を伸ばしてパンティを見せて、指で淵に手をかけて横にずらして見せた。
 隠された割れ目の間からはピンク色が覗いていて、初めて見る女性器を食い入るように眺めた。
 そこはヌラヌラと、夕日に反射して輝いているように見えた。太ももの艶々した間に挟まれて、男を受け容れるために存在するその肉穴。
 ゼリーの使い方が本能的に分かったみたいに、その穴に自分のものを入れればいいことを、本能で知っていた。
 俺の股間は限界だ。
 さっきオナニーさせたときに、彼女の股間は既に濡れている。だが、少し不安だった。

(濡れろ、濡れろ……っ)

 そう念じてみたが、実際そんな都合よくいかないだろうと思った。
 しかし意外にも、彼女の膣は命令どおり愛液を分泌し始めた。
 そしてその副作用か、彼女の股間がうずうずと疼き始めたのが伝わってくる。

 覆いかぶさって犯そうとしたが、このまま貫くのはなんだか違う気がした。
 せっかく操っているのだから、無抵抗の人形に欲望をぶつけるよりも、彼女から望むように仕向けさせたかった。

「……綾はセックスしたいよな」
「したいです」
「じゃあ、お前が入れろ」
「はい。じゃあ入れます」

 こちらが寝そべって、彼女に上を跨らせる。ジッパーを開けてぽろんっと男性器を露出させたが、相変わらず彼女はだらしない笑みを浮かべながら、股間が丸見えになるようにしていた。
 ゆっくりと腰を降ろさせて、性器と性器をくっつき合わせる。

「……いいのか? 本当に」
「うんっ。私のここに、おちんちん入れて欲しいの」

 俺は卑怯にも罪悪感を無くすために、操っている彼女の口を使って勝手にオーケーを出させた。
 そして彼女自身の手でペニスの位置を調整させて、ゆっくりと腰を下ろさせると、濡れきった膣穴が男の肉棒をずぶずぶっと咥えた。 

「んんっ!」
「くぅっ……!?」

 男には存在しない膣の感覚に妙に感動しながら、目の前で自らの女性器にずっぽりとペニスを咥えさせて蕩けた表情をする佐倉さんがいた。
 きっと彼女は誤って俺の鞄を落としてしまったのだろうけど、それがまさかこんなことになるなんて思っていなかっただろう。

「んっ……はぁ、本当に佐倉さんの膣内に入れちゃったよ……っ、はぁっ、んんっ」
「くぅっ、はぁ、本当に佐倉さんの膣内に入れちゃったよ……っ。ふうっ」

 正常位で佐倉さんと腰と腰とをぶつけ合わせると、自分だけ言ったはずなのにが佐倉さんの口からも言わせてしまっていた。
 しかし、それはそれで支配してる感じがして興奮する。さらにそれとは別に可愛らしい声を漏らしてしまい、こんなエッチな声が出せるんだと、気持ちよくなってきている佐倉さんの身体をピクンと震わせながら思った。

 屋上とはいえ外なので身体がスースーする。半裸になったのもはじめての経験だが、二つの体で風を感じたのは世界でも俺だけだろう。
 割れ目にはずっぽりとチンポが刺さっていて、押しても引いても快感が走る。
 しかし佐倉さんの膣は、挿入するときよりも抜き出そうとするとき、チンポのカリで膣壁の肉ヒダがいっぱい擦れて、こりこりっというたびに子宮にショックが走る。

「んんっ、あっ、突かれるとすごくっ、気持ちいいっ。もっと奥まで……っ、ふあっ!」

 抜き差しするたびに気持ちいいだけじゃなく、身体の疼きも強くなってくる。
 真っ赤になって快楽に喘ぐ顔のすぐ横の床で両手を支えて、屋上で制服を着たまま汗を流してセックスを続ける。

 まるで本当に気持ちを通じ合わせてHをしているような風だが、実際は一方的なレイプだ。
 しかし誰が見ても本人が望んで俺のチンポを迎え入れているとしか思えないだろう。

 一人の男の行為なのだから、どんなに女子の喘ぎ声が聞こえてきても、肉棒と膣が激しくぶつかり合っても、これはオナニーなのだ。
 オナニーなら犯罪じゃない。

「はぁ、セックスオナニー気持ちいいっ♡ はぁっ、んんっ、女の身体は最高だ……んっ、んっ!♡♡」
「もっと突いて、女子のいやらしい体を気持ちよくさせてやるっ……!」

 のっぺりした綺麗な股間は、飛び散った身体の愛液と向こうの先走り汁でびちゃびちゃになっている。
 ずっぽりと刺さっている図が眼前に見える。柔らかい肉の中に、茶色の棒が出入りしているのだ。上を見上げれば、露出した胸がぷるぷると上下し、蕩けきった顔で快感に集中する佐倉さんが、そこにはいた。
 見ているだけで興奮させられてペニスをより固くさせた。さらに伝わった感情が佐倉さんの子宮をきゅんっと切なく鳴かせた。

 ああ、気持ちいい。
 セックスがこんなに気持ちいいとは思わなかった。

「あっ!! いいっ、チンポ気持ちいぃぃ~~っ♡♡♡」

 女の身体の快楽がこちらに伝わってきて、男の快感と合わさって、一人で二人分の快楽を受けて、耐え切れずに佐倉さんの柔らかい身体をぎゅうっと抱きしめる。
 されるがままに抱きしめられ、真っ赤になって喘ぎ声を漏らしながら、膣できゅうっと締め付けさせた。

 そうしていると、どちらの身体にもオーガズムが近づいているのが分かった。
 もっと楽しみたかったのに、あっという間に絶頂はすぐ傍までやってくる。

「んあっ! はっ、あっ、あっ……いっ、イくっ、イっちゃうっ……ふああっ!!」
「うっ……こっちの身体も……い、イくっ!」

 子種を迎え入れる用意ができたよと教えるために、佐倉さんの子宮が愛液を噴出させた。
 それにあわせて絶頂した俺は思い切り腰を突き入れ、実際に飛び出てくる直前で膣から抜き出し、びゅるびゅると精液が割れ目にぶっかけられる。
 
「ううぅっ! くっ……! はぁっ、はっ……」

 体に気だるさを残し、どっちの心臓もバクバクと高鳴っている。
 俺は佐倉さんの上に倒れこんだ。
 人生最高に気持ちがいい射精だった、と思った。

 しかしそんな俺の意思に反して、佐倉さんの子宮は、子種を注いでもらえなかったせいで物足りなさを訴えて、きゅんきゅん疼いている。
 割れ目は意思に関係なくヒクヒクと蠢いていて、もっとエッチして、という佐倉さんの体の声を聞いているみたいだ。
 
「……膣内射精は妊娠させちゃうよなあ。でも気持ちよかったぁ」

 欲望に任せて射精してしまうところだった。
 さすがにクラスメートを妊娠させるのは、やばいからなぁ。
 冷や汗をかきながらも、股間部を露出させながらはぁはぁと倒れる彼女とともに快楽の余韻に浸る。

 どちらの下半身も性行為で出る液体に塗れて、スカートの内側はめちゃくちゃだ。
 これを自分がさせているのだと思うと興奮する。試しにもう一度念じると、佐倉さんは自分の股間に手を当てて、見せ付けるようにごしごしと擦り始めた。綺麗にしているだけなのに、ぞくっ、と快感が走って「あっ♡」と勝手に喘いだ。

「んんっ……はぁ、やっちゃったけど、これどうしよう」
 
 まだ続けようと思ったが、よく考えるといつ誰が来てもおかしくない。
 さっさと片付けて立ち去るべきだろう。

 手を動かさせるのをやめてポケットを探る。すると刺繍の施された可愛らしいハンカチが入っていたので、それを持たせて秘部と太ももを見えるように拭かせた。
 俺が拭いても良かったけれど、興奮してもう一回ヤってしまいそうだったから視線をそらしておいた。

 そして全てが片付いて元通り……というわけにもいかず、屋上は愛液と精液が入り混じった液体が垂れ、ズボンとスカートにも付着している。
 多少ならばれないか。



 さて、もう用は済んだ。さっさとずらかろう。
 佐倉さんを元に戻そうと思うのだが、何となくやり方が分かっている。

 俺はすぐ逃げられるように屋上の出入り口に隠れた。
 そして彼女の体の中から引っ張りだすように、染みこんだゼリー体に念じる。

「んぐっ……!?」

 胸がたゆんと揺れ動いたかと思うと、口からごぼっと佐倉さんの中に入っていたものが湧き出してくる。
 佐倉さんは気を失ったみたいに、その場に倒れこんだ。
 そして、ゼリーは出てきた後、ぴょんぴょんとこちらの方に跳ねて、降ろしていた瓶の中に潜りこもうとした。

「……あれ?」

 瓶の中に入り込んだゼリーの中身は、二つに増えていた。


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Author:spiritinserter
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