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魂魄の鳥籠 後編

「これが今のお前の姿だ。どうだ?」
「……すごい、です」

 新たに性奴隷として生まれ変わったリーナを、鏡の前へと連れていった。
 数日前までは濁っていたその瞳は、きらきらした純粋な目に変わり果てている。まるで新しいおもちゃを前にした子供のよう。中身の魂は確か、子供だったから年相応か。


 もとは胸もそれほどなく、リーナのカラダと比べて4、5歳ほど年齢も違っていたはず。ずいぶんと突然大人になってしまったような気分だろう。
 少しやせ気味だった肉体は豊満で、女性らしい膨らみを帯びている。確認するように背中を見たり、服越しに自分の胸を持ち上げてみたり、顔を近づけたりしてる。
 そしていまは奴隷用のボロ布ではなく、リーナをこの屋敷に攫ってきたときに購入したドレスを纏っている。中身は奴隷の子供でも、外見は立派な淑女なのだ。

「おいリーナ、下着を膝まで下ろせ。おねだりして見せろ」
「……はい。ご主人さま」

 頬を紅色に染めた。しかし命令に逆らえず、股間のほうに差し入れた手はずるずると下着をおろし、真っ白なドレスをおずおずとたくしあげて、男の視線を否応なしに引きつける美女の女性器を見せつけた。
 あああ、胸がこれ以上ないほど高鳴る。奴隷の魂とは本当に都合がよく、素晴らしい。

「どうだ? 今の気分は」
「はい、素晴らしいです。けどまだこの長い手や、足に慣れなくて」
「美しいカラダに生まれてよかったな。さんざ逆らって、好きでもない男に魂を奪われカラダだけを好きになれる気分はどうだ?」
「ごめんなさい、わたしリーナさんじゃないのでわかりません……」
「いまのお前はリーナだ。二度と忘れるな」

 そう言うと、慌てて頭を下げた。

「すっすみません! もっと、美しいリーナの骨の髄まで支配して、魂まで汚してください!」
「結構。リーナよ、正しく言えたな。褒美にまた媚薬をくれてやろう」
「は、はいっ! あっ……」

 薬の入ったケースを懐から取り出して見せ、リーナが満面の笑みに染まったところで、さっと隠すと絶望的な表情に変わった。
 女は消耗品だ。今のうちに、ボロボロになるまで犯せばいい。
 慌ててたくしあげ、見せつけている自分の秘部を腰を前に差し出して強調してくる。自分のカラダにどれほどの価値があるのか、自分の美しさを正しく理解できていないらしい。
 うむうむ。これがまさしく本来の奴隷のあるべき姿だ。

「ただで貰えるわけがないと、何度も言わせるな」
「すっすみません! なんでもします、ご主人さまのモノをお舐めすればよろしいでしょうか。それともこちらにお入れになりますか」
「それもいいがな、しばらくそこで自慰していろ。あとでお前の下賤なカラダを使ってやるから、いつでも入れられるように用意を整えておけ」
「はい。では、ええと」
「待て。その場で、鏡に映った自分の姿を見ながらやれ。いやらしい自分の姿を焼き付けておくんだ」
「え……は、い。はぁっ、んっ」

 いやらしい姿を見ながら、という命令を忠実に守って、スカートを持ち上げたまま片手で毛の生えていないまっさらな秘部をいじり始めた。
 今は陶器のように透き通った肌も、こうなってはいずれ黒く汚れてしまうのだろう。消耗品の悲しい運命だ。
 指先は俺の望みを理解してか、鏡越しに感じ、濡れ始めたそこを見せつけてくる。

「さて、おいメイド。ワインを持ってこい。今は気分がいい、高いやつでいい」
「……あっはい! た、ただいま!」

 さきほどから、ひどく驚いたようにいやらしく堕ちたリーナの様子を見続けていたメイドが、部屋から出て行った。
 まあ、連れてきたときにあれだけ暴れていたのだから理解できる。

「あっ、んぁ、ふぅ。ご主人さま、このカラダ、感じづらいです」
「いいからやれ。先に濡らしておくんだ、しっかりカラダを準備するんだぞ、ほら」
「はいぃ。ん、や、はぁっ。んあぁ! くっ」

 薬のケースを再び見せつけると、反応が少しだけ変わった。
 焦りの表情で、さらに激しく、優しく自らの秘部を次々に突き、弄りまわす。あきらかに感じ始めた様子である。すると、コンコンと扉がノックされた。
 
「入れ」
「失礼しますぅ! はい、麗しき偉大な支配者よ! どうです、ご機嫌は!」
「ああ、お前のおかげですごぶる良いぞ。見ろ、あの小生意気なリーナも今ではこの通りだ」
「はい! ようやく奴隷の立場を、ン理解されたようですなぁっ! わたくしも手を焼いておりましたゆえ、この惨めで! 情けない根性に成り下がったこの娘! スカッとしますなぁぅ!」
「よくわかっている。それで、今日はなんの報告だ?」
「はい! 次のひけ、いえ。いただいた奴隷の魂の抽出にも無事に成功しまして、新しい素体をいただきたく思いまして」
「ソタイ?」
「ああ、この女のように、魂を入れる器のことですなぁ」

 ああ、そういうことか。新しく美人の奴隷を作れるということか!
 クク、もう次のチャンスが来たということだ。その機嫌の良さを察してか、一緒に入ってきた部下が、新しい金色の鳥籠を持ってきた。白いもやが閉じ込められている。

「こちらは昨日お見せしたそこのリーナのものではなく、新たな奴隷のものです」
「ほうこれが。器になるのだが、どのように抽出を行うのかね?」
「いくつかの特殊な薬剤で弱らせたあと、専用の術式を使い口部から魂を取り出すのです。ちなみに挿入を行う際もそこからですな」
「なるほど。では、次の抽出と挿入にはワタシも立ち会わせてもらおう。構わんか?」
「はぁい!! あの、抽出のたぁぁまらないぃしゅんかぁん! お楽しみいただけるとぉ、思いますよぉっ!」
「研究費を追加しよう。必要か?」
「いえいえ! 費用よりも、研究材料確保のほうが重要ですゆえ。そちらをお願いしたく存じます、はい」
「ではこちらで手配しておこう。ああ、もちろんわかっているとは思うがこの秘密は厳守せよ。そもそも、このような技術は異端認定されかねんからな」
「我々の崇高な目的の邪魔をする存在など、捨て置くことはできんものですかな」
「だめだ。いくら潤沢な資金があるとはいえ、たかって潰されては元も子もない。だが権力者にこの措置を施せばいくらでもやりようはあるだろう」

 ワタシもそこまで愚かではない。このような研究が公に明かされ、しかも成功したとなれば誰もが黙ってはいないだろう。
 いつの間にか魂を抜かれ、その人間として生まれた全てを奪われる恐怖は底知れない。ワタシ自身もこれを使われたら、博士が味方でなければと思うとぞっとする。

「では、装置の小型化を目指しますゆえ。より簡易に処置が行えるように」
「期待している。しかし、本当によいものだな。ワタシの前で薬の欲求のまま自慰に耽るこの娘を見ているだけでこれまでの溜飲も下がるというものだ」
「でしょう?!」

 んやぁ、はぁ。んぁ♡ 甘い吐息を零し、ぽたぽたと真紅のカーペットに雌のシミをつくってくれる。
 跡がつくかもしれないが構わん。ワタシはカーペットを濡らせとは命令していないので、責任もリーナにとらせるとしよう。どんなことさせてやろうか。

「この雌が被験体にしたとき、なんと言い放ったかは今も覚えているか?」
「はあ。『貴様に踏みにじられるくらいなら、命を絶ってやる』とか『外道が、絶対に殺してやる』とか、まあ色々と言っておりましたな」
「そうだ……まあよい。次も期待している」
「ご期待くだされ。それでは、本日はこれにて失礼します」

 一礼して、博士たちは部屋をそそくさと後にした。やつにとっては、この素晴らしい光景よりも、魂よりも、それを支配するための手法や鳥籠のほうがよほど大事なのだろう。
 それを入れ替わるようにして戻って来たメイドからグラスを受け取り、軽く香りを楽しんでから唇へ傾ける。
 
「で、用意はできたのか?」
「はい! リーナのカラダは、いつでもご主人さまを受け入れる準備がっ、ん、整ってます、あっ」
「一応聞いておこうか。昨日の媚薬と、魂を戻してここから出て行く権利、選ばせてやろう」
「くすりっ! くっくすりです!! 哀れなリーナに薬と、ご主人さまのお情けを、女性の象徴に恵んでください!」

 さぁっと、突如必死になって自慰を中断して、神に祈るように両手を組んで膝をついてみせた。
 股の隙間からはヒクヒクと動くその部分が見えている。牢屋にいたときのようにジロジロと眺めていると、むしろ見えるようにと、気を利かせて膝を広げて見せた。
 まったく、同じ人間とは思えんな。

「ならば膝をついて舌を出せ。犬のように顔を突き出してみせろ」
「は、はい。これでいいでしょうか」
「よし。しっかり舐め回しておけ」

 舌に堕落の錠剤を乗せると、ぱくんと自ら飲み込んだ。
 すぐにトロンと表情が甘く蕩ける。まるで恋人と接吻をした後のような表情を、忌み嫌った男の前で全てを晒しながらやってしまう。うっすらと見える隙間からはジワリと新しい液体が溢れ、足がひくひくと震えはじめた。
 ぞくん、と背筋を震わせながら、両手を自らの頬に当てて恍惚に浸っている様子。

「あ、ああぁ、はぁ♡ はっ、あぁぁ、きたぁぁああぁ♡」

 快感の海にどっぷりと足をつけた雌の表情だ。
 隷属しきった奴隷の光景を楽しみながら、すべての酒を喉に傾けてグラスを置いた。立ち上がったワタシを見て期待の眼差しを向けてきたが、しかし。

「あ、ご、ご主人、さま?」
「よい道化でった。しかし少々疲れたものでな。リーナ、ワタシの体力が回復する夜まで用意を整えておけ。命じるまで一切の自慰行為を禁じる」
「え、え、えっ。え」

 黙示録、この世の終わりをその目にした村人のように、絶望の色の混じった唖然。ああ、素晴らしい。
 黒い愉悦に心がたっぷり満たされるのを感じる。ああ、堕ちた奴隷ほど美麗で嗜虐心の満たされるものはないな。悦びの証拠に股間の硬度が増したのを感じた。

「それでは夜まで待つように。これ以降、日没までこの部屋からの出入りを一切禁じる」
「そ、そんな……いえ。は、はいわかりました……」
「よろしい。絶対に絶頂に至らないように、よいな?」

 念押ししてみると、液体を垂れ流した膝をふるふるさせながら、うつむいている。
 そのまま部屋を出て、一切の立ち入りを禁じるよう並んだメイド達に命令を出しておく。日没までの数刻堪えられるかどうか、すぐにでも肉穴に挿入したい気持ちもあったが、焦る必要はない。
 ああ、美しい肢体だった。
 夜はたっぷり犯してやろう。そのため、昼は執務に身を入れねばならない。
 そう、執務だ。ワタシの蜘蛛のように張り巡らせた網にかける、麗しい雌を探しておかなければ。次の実験のためにも。

「クククッ、ハハ、ハァァハハッ!!!」









 扉が二度ノックされる。言いつけてあった通りの時刻だ、ほぼ狂いはない。

「入れ」
「失礼します。言いつけ通り、連れてまいりました」
「入れろ。ああ、お前は入らんでよいぞ」
「……では失礼ながらこの場で失礼いたします」

 燭台の光のみが照らす部屋に、さらに強く光が差し込んでくる。
 その隙間からひた、ひたと裸足で真紅のカーペットを踏んでくる。艶やかな肢体を惜しげもなく晒す少女は、口を一文字にきゅっと結んで震えているようだった。
 メイドが部屋を後にすれば、差し込んだ一筋の光も露と消える。

「どうしたリーナよ。なぜ、震えている」
「……ご主人、さま。わたしは、リーナ……なのでしょうか」

 どうも様子がおかしい。もとの魂は薬で完全に服従させたはずであるが、迷いのようなものが見え隠れしている。
 忠誠心、いや、リーナの薬と快楽への執着が薄れているように見えた。

「どういう意味だ」
「このカラダでいると、変なんです。わたし、こんなことしてちゃいけないって気になって。あの……ううっ」
「……リーナよ、お前が栄誉ある最初の実験台なのだ。不測の事態も起こりうる。今だけ、心中を語ることを許そう」
「は、はい! ご、ご主人さまのことを考えると……もとの、リーナさんが目の前に現れるみたいな感じがして……うまく言い表せないんですけれど」

 まるで亡霊に怯えるように両手で、両腕を抱きかかえる。
 若干な内股だが、いまは服を着ているので性器の様子を知ることはできない。情婦が男の視線を釘付けにするためのビロードの如き薄布が、薄っすら見える身体とともに小刻みに震えている。

「その亡霊は、なんと言っているか」
「…………」
「構わん。申せ」
「……ご、ご主人さまのことを、ぜったいに許さないと。大切な逸物を切り裂いて、自分も死んでやる。ワタシの魂を返せ、と」
「そうか。リーナ、寄れ」

 バスローブ一枚をまとっただけのワタシに、震えながら恐る恐る、近づいてくる。
 目と鼻の先まで寄ったリーナの秘部を見れば、まだ薬の効果は続いていたのだろう。震えとともに、性器を覆う紫布は雨漏りしていた。ワタシは、その股間におもむろに手を差し込んで外側から弄り回すことにした。

「あぁっ!! うぁ、は、んうっ!?」
「リーナ、お前が戯言を報告したことに失望したぞ。忠誠を誓ったのなら、そのような亡霊の声など耳に入るはずがなかろうに」
「もっ、もうしわけぇ、ありまっ、せん! ああんっ!」

 中指と人差し指で平らな股間を撫でるだけで、掌のくぼみに液体がぽちゃぽちゃ溜まる。命令通り我慢はし続けたことは報告を受けている。もう身体は限界を迎えかけていることは、長年の経験でわかっていた。
 一段と震えが強くなり、あと一瞬で絶頂。直前で手を離せば、リーナは来るべき波を失ったことで、餌を前にして待ったをかけられる犬のような表情をした。

「はぁ、っ、はっ。ご、ご主人、さま?」
「その声、今も聞こえているのだろう。それが聞こえるということは、奴隷としての忠誠心が足りないということに他ならないのだぞ」
「あっ、あっ。どうか、どうか太い指先で、リーナのソコをねぶるように虐めてください……お願いします、お願いします……」
「ならば、その内なる声を飲み込め。『わたしはご主人さまの奴隷だ。この身体はご主人さまに捧げるのだ』と念じるのだ。そのような妄言を放つ亡霊など、完膚なきまで消し去ってしまえ」
「はい! やります、亡霊なんて消し去ります! で、ですから、どうか褒美を、どうかこのリーナに絶頂をお与えくださいぃぃ……」

 リーナの脳内に直接響く『やめて! わたしの身体返して、そんな汚らわしいこと言わないで』という知らない誰かの声を無視して、頭はピンク色一色に染めることを誓った。そうすれば、知らない誰かを押し込めることができたからだ。
 遠ざかっていく誰かの意識、そしてちらつく光景。
 鳥籠の中に閉じ込められた、いまの自分に似た姿の誰かが鉄格子を握ってガチャン、ガチャンと暴れていた。
 天井からは桃色の液体が水田に注ぐ水のように注がれ、それは鉄格子をすり抜けずにたまっていく。踝まで浸かったのを見るや、さらに力強く、表情に絶望と焦りの色を浮かべながら、両手で握った手があがいた。
 そんな光景を見ることのできない奴隷の主人、魂の支配者は、魂が残っていたのだろうと推測していた。それならばその意識ごと情欲に染めてしまえと暗く笑んだ。目の前にいるのは奴隷なのだから、服従させなければならない。両指で、両方の胸の突起を摘んだ。

「ああぁっ! あんっ、やっ! いいっ、ご主人さまぁ、リーナの乳首コリコリってしてるぅ!!♡」
「集中しろ。迸る快感で、亡霊の声など圧し潰すのだ。気持ちいいだろう? 奴隷の快楽に身を任せるのだ」
「いいっ、気持ちいいぃ♡♡ もっと、もっとお化けの声消えるくらい、えっちなおっぱい虐めてくださいぃぃっ♡」

 いや、やだぁっ! かえして、かえせ! かえせ”ぇっ!!
 牢獄から放たれる必死な声は、入れ替えられた魂の主人の嬌声に塗りつぶされ、虫の声ほども届かない。快楽を得るたびに注がれる液体は膝まで達し、この調子であれば、行為が終わるころには……想像してしまったもとの魂は、なりふり構わず叫び続ける。届かない想いだ。
 一方、身体と、身体を入れ替えた元凶は、その指示によって纏っていた服を全て取り払うところであった。
 ふぁさりと、舞台の幕が上がる。晒される美しい女体。
 すらりと伸びた脚。
 引き締まった腹部に、膨らんだ胸。
 吸い込まれるような白い光を宿した鼠蹊部と、悶え続ける性器。
 羞恥と快楽で蕩けきっていない表情。
 それはどれも、もとの主人が決して見せたくなかったものの博覧会であった。実際、そうなってからさらに魂は抵抗を激しくした。出せ、ここから出せ、殺してやる。しかし格子は揺れるどころか、びくともしなかった。

「分かっているな。ワタシのモノを使うのだ、その亡霊の声を見事消し去ってみよ」
「……ハイ。ご主人さま、失礼します……ぅあぁあああっ♡♡ はいっ、てくるぅ、リーナの膣内、ごりってされてぇ〜〜ッ♡」

 ずにゅう、ごりゅ。ずぶずぶぅっ、ぐんっ。
 ベッドに腰掛けた主人に自らまたがって、これ以上待ちきれないとばかりに秘部に亀頭をあてがって腰を下ろす。長い我慢で濡れそぼったその女体の神秘に、思わずぐっ、と声を漏らした。
 この女の身体は、やはり気持ちよすぎる。身体や顔がいいのは当然だが、この肉体はやはり名器だ。無理矢理やるのとはまったく違う。向こうが望めば、これほどの快楽を男にもたらすことができたのか!

「リーナっ、自分を見下ろしてみろ。見えるか? お前の大切な部分に、ワタシの逸物が深く刺さって繋がっているところ、焼きつけろ」
「はぁいぃ……♡ うれしいぃ、ご主人さまと一つになれてますぅぅ……どれーのリーナにぃ、赤ちゃん孕ませてくだひゃい♡」
「ならん。赤子を孕めば、その身体は用済みなのだ。だが次の身体でまた使ってやろう」
「はいっ! ごひゅひんさまぁ、あっ♡ ん、くぅ。あ、これ、おくすりだぁ〜っ♡」
「そうだ。それで、その身が快楽で焼け焦げるほど気持ちよくなれ。その雌のゆりかごでワタシの分身を全て受け止めるのだぞ。亡霊の声など、白濁で洗い流してくれるっ。そらぁっ!」
「あぁっ!! ひぁ、あっ!! はぁんっ!♡  う、うごいてるっ、奥までゴツゴツって、膣の壁ごりごりってされてるよぉ〜っ♡♡」

 やめろ、やめろ! いっそ、殺してぇっ!! 声はまったくいまの身体の主人には届かない。
 牢獄に注がれる桃色の粘ついた液体が股間まで達すると、魂はびくびくんっっ! と一層に震えた。まるで、牢獄の向こうで犯されている身体と、感覚が繋がったようだった。
 思わず膝をつきそうになるのを、鉄格子を握ってどうにか抑える。膝をついて頭まで使ってしまえば取り返しのつかないことになると、本能が察していた。
 だが、身体の主が緩めて無防備になった性器の刺激が、もとの体制に戻ろうとすることを許さない。

「ごしゅじんしゃまぁ、ごしゅじんしゃまぁ、もっとぉ、もっとぉぉ〜〜〜っ♡♡」

 逸物が膣壁をごりごり刺激して、締め付けるたびに、情婦の演技よりもさらに扇情的な声で喘いで主人の身体にすがりついた。
 何度体験しても、魂に染み付いた薬を得た瞬間の快楽は強烈だった。
 その細い身体を抱きかかえて、ぐんっ! 腰を振るとなすがままの赤子のように持ち上がって、ぐじゅぅっと奥までぐっさりと刺さる。天から降って来た雷に当たったかのように、リーナは全身で歓喜し、理性を崩壊させた。
 ベッドは既に汗と性器から分泌する液体で塗れている。寝転がると、リーナは自らまたがったまま、主人の腹部に手を置いて、ずっ、じゅぶんっ。ずっ、じゅぶん、と狂ったように股間にモノを刺し続けた。

「そんなに気持ちいいかっ。この雌奴隷がっ、言ってみろ!」
「いいぃ、おくしゅりもらえてぇ、ひあわへぇ♡♡ あたまのなか、なにもかんがえられないですぅ〜っ♡」
「そうか。ワタシもそろそろ絶頂が近くてな。命令だ、最後に腰を思い切りふって、絶頂に導け」
「はいぃぃ。あ……ああっ!!! あぁ、んぁ。ひっ♡ かっ、あぁ! んっ、ふぁぁぁっ!!♡」

 膣をきゅうと締め、かつ自分で腰を上下に振り続ける。とうとう快感に耐えきれなくなったリーナは身体を倒れ込ませてきたので、ぷるんと艶やかな唇を重ね合わせる。
 
 ––やめ、て。か…して、か……なさい。……せぇッ……

 絶頂の最後の瞬間に、リーナは桃色の液体に満たされた鳥籠に沈む、自分に似た姿の少女を見た気がした。
 少女は手をすべらせ、登っていた鉄格子から液体の中にぽちゃんと、全てが沈んだ。そして白い、全身を蹂躙する稲妻に塗りつぶされて、見えなくなった。

「い”っ、グゥううううぅぅぅっ!!!♡♡♡」

 リーナの視界が塗りつぶされた。全身は痙攣し、腹部の内側に灼熱の液体が注がれてしまったのを薄れゆく意識で感じ取ったのだ。
 奥まで食らいつくさんと差し込まれた男の象徴が、新しい性欲解消道具としての運命を作り出した。
 もともと逃れられなかった奴隷の魂は、奴隷ではなかった娘の肉体に完全に定着する。じゅぅ、ぐじゃり。どくん、どくぅんっ。わけがわからない音が聞こえる。
 それに混じって。もとの主人との繋がりが、最後に残された希望の糸がぷつんと途切れた音を倒れこんだリーナは聞いた。

「はーっ♡ はーっ、はっ♡ リーナのなか、いっぱいぃ。しあわせですぅ……♡」
「そうか。だがワタシはまだ満足していない、少し休んだ後に続けて、その身体を使わせてもらおう」
「はい♡ もっとぉ、もっとください、はぁぁ……っ♡」

 目の前の大切なご主人さまがくれる、全身をウットリとろけさせる刺激。その余韻に夢中で、自分を惑わした亡霊の囁きは全て忘れ去ってしまった。
 大切なのは、いま自分を抱きしめてくれているご主人さまの太い腕と、秘部に差し込まれた立派な逸物だけであった。




 翌日、リーナの魂を閉じ込めた鳥籠に変化があることが伝えられた。
 その魂魄は白色から桃色に染まっていたのだ。その後に実験を繰り返すも、どんなことをしても奴隷と同様に堕ちた人格から、二度と元に戻ることはなかったという。
 もとの身体に戻ったリーナは、もはやリーナではなかった。



 魂の器を移し替える実験は、その後も屋敷で着々と続けられた。
 最初の技術を確立したあとは何の障害もなく応用が進められ、主人はその技術を使って、次々に目に付く限りの好みの女を我が物にすることに成功。数年後、その主人専用の奴隷だと名乗り出る奴隷の娘は百を超えた。
 その性奴隷の中には村娘だけでなく、身分の高い貴族の令嬢の姿もあったという。その全てが主人が望めば肉体を喜び差し出し、老いるか、子を孕めば都合よく捨てられた。不思議なことに、誰もが捨てられたことを理解できず、ただその瞳に情欲を宿して、献身的に身を挺して働いた。
 そのような横暴に反発した貴族も多かった。しかし、意を唱えた時点で、どのような身分の家でも没落の道を辿った。さらに不思議なことに、家族の救いの手を、娘は皆一様に払い退けた。

 その一族の支配する後宮には、奴隷の数と同じだけの金色の鳥籠が取り付けられていたという。
 百の魂魄が檻の内側を漂い、百の麗しい娘の肉体が主人の情欲の虜となって自らを差し出す。館にも、そこで働く者たちと同じ数の鳥籠が取り付けらることが、広く知られるようになっていった。

 その一族に魅入られた者は、自らの持っている権力や、望めばどんな男でも手に入るような美貌を捨て去り、まるで奴隷の魂を入れられたように人が変わってしまうことから。
 巨大なその館は、装飾にちなんで”魂魄の鳥籠”と呼ばれるようになるのであった。

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その技術を浸かって→その技術を使って
”魂魄の鳥顔”→”魂魄の鳥籠”

魂を抽出したり入れたりする瞬間もよさそうですね

No title

>>柊菜緒さん
すみません、とんでもないところ誤字してました!! ありがとうございます。遅れてすみません。修正しました!
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プロフィール

spiritinserter

Author:spiritinserter
裏でこっそりと執筆している憑依系R18小説の個人的保管庫
憑依、乗っ取り、操りがメインです。気が向いたら更新します。
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作中の登場人物と実在の人物・団体は一切関係ありません。

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