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恋慕バクテリア

お久しぶりです、spirit_inserterです。
待っていてくれた方、お待たせいたしました。色々忙しくてなかなか時間がとれませんでした。
今回は洗脳モノです。よろしくお願いします!





(えっ!? ふたりともっ! い、いったい何をしているの!?)

 開きかけの部屋の扉から、そして一人の少女が見てはいけないものを見てしまった。
 ここに人が来るとは思っていなかったのだろう。見たこともないような幸せそうな表情で、蹲っている二人の少女がいた。
 二人ともまだ中学生になったばかりのはずなのに、と口に手を当てながら動揺する。
 
 問題なのは、そのうちの一人が覗き見の主……涼香の妹であること。もう一人も見たことがある、名前は覚えていないけれど、同級生だろうか。
 ここは家で、妹の恵理の部屋だ。それは、おかしくない。

「んっ……」
「はぁ~……んぁ、っ、ふうっ」

 しかし二人の衣服がはだけ、どちらも片手が股間に伸びているのを見て、一瞬の間、理解不能に陥った。
 細い扉からは見えづらいが、片手の数本の指が、ピンク色のリボンで飾られた白い下着を上から撫でている。さす、さすと、たどたどしくなぞっているのは、恐らくそういう知識を得たばかりだからに違いない。
 
(そ、それよりっ……あの人は、だ、だれなの!?)

 もっと問題なことがある。
 ここは涼香の家だ。それなのに、妹とその友達はカーペットの上で自慰に耽り、それを観察している人間がいた。
 知らない男だ。恵理のベッドに腰掛けて、リラックスしながら二人の様子を眺めている。ドアの隙間から顔は伺えなかったが、多分、涼香と同じくらいの歳ではないだろうか。
 いったい、どういうこと……!?
 
「んぁぁ! ……あっ、ほんとだ! いまココをさすってたら、”きゅうぅん”ってなった!」
「えっ。ねえ、どうやってやったの? わたし、ならないよぅ」
「お兄ちゃんにえっちなことされるの考えながらしてたら、すぐ気持ちよくなるって!」
「うぅん……えっちなことって言われても、どういう……?」
「ふふん、わたしは先に教えてもらったから、教えてあげる! えっとね、二人でチュウしたり、ぱんつを脱いで見せてあげたり、この女の子の穴に、お兄ちゃんの”おちんちん”を入れてもらうところを想像するんだよ!」
「ええっ、そ、そんなのわかんないよ……」
「いいから、ほら! やってみるの!!」

 とんでもない会話に、覗き見している涼香はめまいを覚えた。
 最初は妹を助けに飛び出そうと思ったが、そういう雰囲気ではなさそうである。望んで、自分から”そういう”姿を見せていることは明白だ。
 ど、どうして……? あ、あんな、エッチなことを、どこで……!!
 考えてみたが、もう小学校のときのように、学校で恵理を見かけることはない。涼香はもう高校一年生なのでそういう知識も持っていて、自分でそういうことをしたこともある。恥ずかしいことだと思い、誰にも言わないように隠してきた。
 しかし、恵理はまだ中学一年生になったばかり。そんな子供が、どうしてあんなことをしているのか。どこでその知識を得たのか。想像もつかなかった。

「へへっ、じゃあわたしが先にお兄ちゃんを貰うね!」

 恵理は自分の身体から手を離して、幸せそうに男の傍に近づいた。
 お兄ちゃん、とはあの男のことだろう。しかしあんな男に覚えはない。かつて恵理にも涼香にも兄がいたことはない。なら、一体どういう……?

「アヤネは、わたしたちを見ながらやってると、きっとできるよ! えへへ、お兄ちゃん……えいっ!」

 男の胸元にダイブした妹が、迷わずに口付けを交わしたのを見て、声をあげそうになった。
 き、き、き、き、キス、キスッ……して、る……!!?
 涼香は、口元を押さえて、目を見開いて妹を見た。三年も年上の自分ですら経験のない行為を、妹はあっさりとやってのけたのに、ショックを隠せなかった。口を離してぼうっと目を蕩けさせている妹は、間違いなく初めての経験ではないことを物語っていた。

「えへ、お兄ちゃんとキスしちゃった? ね、いまので私のアソコ、すっごい”きゅんっ”てしたよ? ……次は、お兄ちゃんのおちんちんで、前みたいにおまんこの一番奥にキスしてほしいな?」

 理解不能な単語を連発する妹は、姉が見ているとも知らずにするすると男の前でぱんつを下ろした。
 買ってもらったばかりの中学校の制服。そのスカートを再びめくり上げ、男に見せ付けた。涼香の位置からは半脱ぎのパンツしか見えなかったが、男からはしっかりと中身まで見えているに違いない。
 い、いったい、どうしてそんな……!
 涼香は、誰かの助けを呼ぶことも忘れて、いったいどうなってしまうのだろうと続きを見るのに夢中になってしまっていた。
 自分の知らない妹の顔。知らない知識。なぜか熱くなるカラダ。

「ず、ずるいよ恵理。一人だけ先走って……わ、わたしも!」
「あせらなくても、アヤネもちゃんとシてもらえるよ……えっ? そ、そうですか。はぁぁ……お兄ちゃん、アヤネが先がいいって」
「えっ?」

 今までこの先の乗り気だった妹が、しゅんとした表情を浮かべて男からどいた。
 涼香はほっとしたが、代わりに妹の友人……アヤネが、男の前にやってくる。

「え、耳を出せって? え、ええと……は、はいっ。こう、ですか?」

 男のズボンの上に頭を乗せて、まるで耳かきでもしてもらうような体制になる。
 半脱ぎでいやらしい格好をさせたまま、一体何をしようというのだろう。ドアの隙間にさらに身体を寄せて、なんとか男の膝元まで見える位置取りを探した。

(えっ――!?)

 涼香は、アヤネの耳に緑色の物体が侵入していく瞬間を見た。
 男が小瓶を傾けて、耳の中にそれを入れたみたいだ。遠すぎてよくは見えなかったが、柔らかいナニカは、一瞬で耳穴に滑り込んでいく。
 いったい、今のは……?

「あ、あああ、ぁ、ア、ァ」

(……ひぃっ!?)

 変化が起きた。アヤネは痙攣し、明らかに、異常な状態に変化した。
 びくびくと身体を揺らして、跳ねさせて、しかも口を押さえて見ているとカーペットに黄色いシミが広がっていく。めくりあがったスカートの中の下着から滴り落ちているようだ。
 横を向いたまま、目は自分の頭部を向き、口は開きっぱなし。
 異常な妹の同級生。知らない男。そして何より、自分の部屋が汚されているというのに、ニコニコしながら様子を見ている自身の妹に、恐怖を抱いた。
 逃げなきゃ。
 いや、お母さんに連絡? そうじゃない、通報だ、警察に知らせなきゃ!
 不法侵入で逮捕してもらえるだろうか――いや、誰がどう見ても、これは犯罪だ。こんなの、ありえない。

「ん?」
(……ひぃっっ!!)

 ドアから離れた瞬間、壁に背中をぶつけ、恐ろしいほど背筋が凍えた。
 頭の中が真っ白になった。涼香がぶつかったことで、音を立ててしまったのだろう。男と、そして自身の妹が、こちらを見ていることに気づいて、頭が真っ白になった。
 に、に、逃げ……なきゃ、ここ、から。
 壁についていた手を外して、離れて、廊下をかけだそうとする。しかし、足がもつれて、急に視界が斜め下へ。

「きゃぁっ!!」

 足が滑ったのは、涼香にとって致命的な出来事であった。
 ドアが開いたときに逃げるすべがない。四つん這いで倒れ、恐怖に満ちた表情で近づいてくる人間を見る――

「あれ、お姉ちゃん。どうして、隠れて見ているの?」
「え、恵理……あ、あなた、なっ、あ、ぁ」

 ただ淫行に身をやつしていただけなら、涼香もここまで動揺することはなかっただろう。
 しかし、見てしまった。
 何か薬品か、あるいは……生物のようなナニカが耳の中に入っていくさまを。
 姉である涼香の知る妹は、あんな淫行に手を染めるような人間ではなかった。そもそも、そういう知識を持っていることさえ知らなかった。
 もしかすると、既にそういうことに手を染めていて、あれも恵理にとっては慣れた行為だった可能性もある。

「ねえ、どうしてそんなに恐い顔をしてるの?」

 しかし、それよりも、あの不気味な”ナニカ”によって変貌してしまったのだ――根拠はないが、そう確信していた。だから、恐怖のまなざしで、妹を見ていた。
 身体の心から、凍えている。尋常でない恐怖が身を包む。
 動けずにいると、恵理は涼香の首元に何かをそっと突きつけた。

「あ、ぐっ」 

 突然だった。
 硬いモノが当たった。そう思った瞬間、ズキンと痺れるような鋭い感覚が、首元に走る。
 何かを考える間もなく、腕から力が抜けた。そうなれば地面に倒れるはずなのに、ふわっと浮かぶような心地を味わいながら、視界が真っ暗になった。




『んぁ、っ、はぁっ、んぁぁっ♡ ぁ、うぁっ、あんっ……♡』

 闇の中で、そんな奇妙な音が聞こえた。
 汚泥の中を泳いでいるように全身が気だるく、目を瞑っていることに気づくことさえ難しい。
 このまま眠っているにしても、この奇妙な音は一体何であるか確かめる必要がある。この不快な音の正体を突き止めなければならないと、涼香はゆっくり目を開けた。

「あ、ああんっ♡ ごしゅじんさまぁ、太いのっ、アヤネの中に押し入ってきますぅっ♡」

 それが何であるかを認識するまで、およそ五秒ほど要した。
 ベッドの上で座ったまま、男はそこにいた。そしてその膝の上で、全裸になった妹の友人が腰を振っている。幸せそうに涙を流し、涎を垂らした蕩け顔で、男の膝に両手をついて、上下にピストン運動を繰り返す。
 その少女の毛も生えていない小さなアソコはもちろん丸裸で、チャックを開けて露出した男の性器を、ぐっぽりと銜えこんでいた。

「ひっ……!」

 テラテラと輝く結合部。何度もぱちゅ、ぱちゅん、と水音を打ち鳴らし、その度に、聞いたこともないような淫靡な喘ぎ声が響き、涼香は耳を覆いたくなった。
 しかし、それはできなかった。学習机の柱と腕が、ロープのようなものでぐるぐる巻きにされて、動かそうとしてもびくともしない。

「な、なによこれ、なんなのっ、何!?」

 目の前で行われているイヤらしい行為から目を逸らし、いったい背中で何が起きているのかを確認しようと思ったが、長い髪が邪魔でそれも叶わない。
 捕まってしまった? な、なんで、そんな、何が起きたの?
 目を白黒させて思い出そうとした。
 そう、確か廊下で、逃げようとしていたはず。でも見つかって、恵理が来て、それから……

「お姉ちゃん。おはよう」
「ひぃっ!?」

 声は、全くの逆方向から聞こえた。
 友達と見に行ったホラー映画で感じたとき以来の、心臓が止まってしまうくらいの冷気が体中を包んだ。
 あまりに、普通の声。いつもどおりすぎる声。
 横を見れば、妹の顔が、涼香の鼻先にあった。涼香は悲鳴さえあげることができなかった。
 
「え、恵理……な、なに、これ……」

 そう尋ねることが、涼香の精一杯だった。
 いま起きていることは全部嘘で、夢であってほしいと、そう思った。

「なにって、見たままだよ。えっちなことしてるんだよ」
「えっちなことって……な、なんで、だって、あなたそんなこと、まだ……」
「知ってるよ。だって、お兄ちゃんに教えてもらったもん」
「お、にい、ちゃ……ん?」

 まるで涼香だけが異常であるみたいだった。こんなに恐怖に染まっているのに、恵理は表情一つ変えないし、アヤネも自分の股にモノを出し挿れすることで頭がいっぱいのようだ。涼香は恐くて、男の顔は見れなかった。
 私たちにおにいちゃんなんて居ない。今すぐそんないやらしいことはやめなさい。
 普段なら言えるその言葉が、真っ白な頭ではうまく言葉になって出てこない。

「ね、お姉ちゃん。あの人、誰だか分かってなかったんだよね。だから逃げようとしたんだよね」
「え……っ?」

 すると恵理は、机の上においてあった瓶を取って、わたしに見せてきた。
 中には緑色のゲルのようなものが閉じ込められていた。蓋はコルクで閉じられており、薄く発光しているように見える。涼香は、こんなものに見覚えはなかった。

「これね、お兄ちゃんがくれたの。ええっと……お兄ちゃんの”ばくてりあ”? がね、いっぱい入ってるの」
「な、に……この不気味な液体……」
「これを耳に入れるとね、あったくなって、ぶわって頭の中に広がってね、ふわっとするんだぁ。これのおかげでね、わたし、お兄ちゃんのために生まれてきたんだなって思い出せたの! ねえ、お姉ちゃんは知ってた? 女の子はね、みんな、お兄ちゃんにえっちしてもらうために生まれてきたんだよ!」

 妹の言葉は耳に入ってこなかった。
 涼香が瓶に注目していると、その透き通るような綺麗な緑色のゲルの中で、黒い粒のようなものが無数に蠢いていた。今度こそ「ひぃっ!?」と悲鳴をあげて、瓶から逃げるように身体をよじらせた。
 恵理はそんな態度に目をぱちくりさせ、それから瓶の中を見つめて「なんでだろ?」と首を傾げた。その瞳には黒い粒が映っているが、全く疑問に思う様子はない。

「なんでお姉ちゃんはこれが恐いのかな……? アヤネ、わかる?」
「あぁ~っ♡ ささるっ、おくまで♡ ごしゅじんさまの、ごりゅごりゅって、こしゅれて、きもちいぃよぉ~っ♡♡」
「うぅん……ま、いいか。あ! じゃあ、お姉ちゃんが安心できるように、恵理が見せてあげるね」

 今度は、何をしでかす気だ。
 もう何も見たくなかった。どうしようもなく悲しくなって、自分でも理由の分からない涙を流し始めた涼香は、もしかしたら……と、縋るような思いで妹を見た。
 そこには、先ほどの瓶のコルクを外して、にこりを微笑む妹がいた。
 
「じゃあ、見ててね」
「な……っ!」
 
 瓶は自分の頭の上へ。
 首を傾けて、そして、瓶さえもゆっくりと傾ける。それも、自分の耳の上で。

「やめなさい!! 恵理、やめっ……!!」

 とく、ぴちゃ。
 緑色のゲルが、耳穴に落ちた。ナメクジ程度の硬さはありそうなのに、それ自身が動いているみたいに、小さな耳の穴に吸い込まれていくように、量を減らす。

「あはは、お姉ちゃん、へんなかお。大丈夫、心配しないで」
「恵理、やめて! そんな変なの、カラダに入れないで! だめ、やだっ、やめてっ!!」
「大丈夫! これ、瓶いっこだと三日くらいで”わたしたちはおにいちゃんのもの”なのを忘れちゃうの。ふたつで”ねづいて”、ずっと忘れないようになるの! 恵理、もう二つ目だから、ずぅ~~っと、忘れなくてすむんだ!」
「やだっ、やだぁ!! そんな、やめなさい、やめてっ!!」

 涼香が半狂乱に叫ぶが、恵理は次第に目を空ろにさせ「あ、あっ」と痙攣をはじめた。
 持っていた瓶を取り落とし、ふらりと、涼香の胸の中に倒れこんだ。妹の体重がかかって安心する気持ちと、すっかり耳の中に入り込んでしまったナニカが不気味すぎて、二つの感情が争った。

「いくっ♡ アヤネ、いっちゃう、ごしゅじんしゃまので、いくぅぅ~~っ♡♡♡」

 呆然と前を見ると、ぱちゅんっ、と。深く自分の腰を落としこんで、びく、びくんっ、ともう一人も痙攣した。
 数度震えたあと、どさりと、男の胸に倒れこむ。そして唖然と結合した部分を見ていると、とろりと、濡れそぼったその隙間から白い液体が毀れだしていた。

「そ、そんな……なんて、ひどいことを……」

 はぁ、っ、はぁ、と、女の子特有のできはじめた膨らみが、膨らんでは、縮む。
 やがてベッドにどさり、と横に倒れこんで、二人の結合がちゅるんと抜けた。涼香は妹を抱きしめなければ、もう気が狂いそうだった……しかし、自分の前に妹がいない。
 いつの間にか、妹はカーペットの上を這いずって、男の下に行こうとしていた。

「え、恵理……?」

 半脱ぎになっているせいで、妹のアソコが見えてしまっており、思わず目を逸らした。
 男の下までたどり着いた妹は、小声で何かを言われていた。そして膣内に出されたもう一人を揺り起こして、ゆっくりと起き上がる。
 全裸と、半脱ぎの二人は男の前にしっかりと立った。いったい何を始める気だろう。
 そして……振り返って、二人は笑顔で、涼香を見た。

「……ひぃっ!」

 二人の手の中には、緑色の小瓶が握られていた。
 そして、ゆっくり。
 涼香のもとに迫ってくる。
 一歩一歩。学習机に両手を結ばれて、逃げ出せなくなっている涼香のところに。背筋が、凍った。とうとう頭が真っ白に。

「やだっ、やだぁぁ!! こないで、やめて、出して! ごめんなさい、ごめんなさいっ!!」

 スカートが捲れるのも気にせず足をばたつかせて、なんとか近づかせないように。動かない手に必死に力を込めた。
 そんな涼香を見て、まず二人は瓶をポケットにしまう。そしてその抵抗する足を、まず、恵理が押さえつけた。

「えっやだっ、なに、これ!! 何で動かないのっ!? や、やめて、恵理っ!!」

 まるで、石像に押さえつけられてしまったみたいに、三歳も年下の同性の手によって、涼香の足はぴたりとも動かなくなった。
 そしてその隙に、アヤネは涼香の首を両手で掴んだ。
 な、何で!? なんで、こんな……!
 ぜったいに首を傾かせたくないと思っているはずなのに、そうなってしまう。大人の男の人と同じくらいの力で、涼香は首を横に傾かせられた。そして――きゅぽん、と、音が二回。
 恵理も、アヤネも、いつの間にか、涼香の真横に立っていた。

「いやぁーーっ!? やめて!!! やだっ、たすけて!! いやーーーーー!!」

 耳に、ぺちゃり。涼香は自分の耳の中に、生ぬるい液体の感触が侵入してくるのを、直に感じた。
 それは耳の穴を埋め尽くさんとズルズルと奥まで入ってくる。入ってはいけない場所まで、たどり着いて、すると視界がぐるんと上を向いた。
 涼香は、妹と、その友人の顔を見た。
 二人とも幸せそうににっこりと笑っており、その記憶を最期に、プツンと、意識を失った。




「ん……ちゅぅ、ん……っ♡ んーっ、ちゅぅ」

 涼香は、いつの間にかご主人さまの股の前に座り込んでいた。
 自分の口が何か、生暖かくて、刺激的な味のする奇妙な棒状の物体を咥えていることに気づいた。
 どうやら、自分はこれを歯を立てないように舐めて、特にこの出っ張っている部分に舌を這わせればいいらしい。なぜそうなのかは分からないが、そうするのが正しいことを知っていた。
 しかし、何かを間違っていたのだろうか。急に、ご主人さまに顔をゆっくりと剥がされる。急に、いつか味わったような恐怖に包まれた。

「ご、ご主人さま……? わたし、な、なにか粗相を……えっ、後ろを……?」

 どうやら、ご主人様は後ろを見てほしいようだった。
 涼香は自分に粗相をしていなかったことにほっとしながら振り返ると、そこには妹の恵理と、その友人アヤネが、二人とも中学校の制服を着たまま、オナニーに耽っていた。

「おにいちゃぁん♡ わたしの、ここっ、お兄ちゃんに触ってもらった机のカドでこすれてっ♡ ぞくって、背中が痺れるよぉっ♡」
「ご主人さまっ、見ててっ♡ アヤネのココっ、ぱんつ越しなのにえっちなので濡れて、透けて見えちゃうよぉぉ♡♡」

 恵理は、自分の机の角で腰を前後させて。
 アヤネは寝転がりながら、パンストの中に手を突っ込んで、もぞもぞと動かしている。股間の部分に大きなシミを作っており、手と、そして手をどけると股間に張り付いて、アソコも見え隠れしている。
 ああ、なんて素晴らしいことだろう、と涼香は感動した。
 ご主人さまの大切なモノが、こんなにも硬く勃起していらっしゃられるのは、あの二人のおかげでもあったんだ。
 涼香にはよく理解できなかったが、どうやら女の子の部分が感じることが、ご主人さまの喜びになるらしい。そうと分かれば涼香も黙っていられない。”わたしたちはご主人さまのもの”で、この躰から、髪の毛一本までも、ご主人さまのために存在していることは疑いようもない事実である。だから、自分もお役に立ちたい。

「ご、ご主人さま……涼香も、妹たちと一緒にオナニーをお見せしたいのですが……」

 そう言って、勃起したものから手を離して懇願した。
 しかし、ご主人さまは首を横に振られた。それを見た涼香は、この世の終わりを目にしたような絶望を感じた。
 そんな……!! わたし、ご主人さまのお役に立てないの……?

「え……? ベッドに? わ、わかりました」

 しかし、かわりにベッドに仰向けに寝るように言われて、ご主人さまのどいた場所に寝転んだ。ちょうど、オナニーに耽っている二人に頭を向けるような体制だ。どういうことだろう、と疑問を覚える。
 しかし次の命令を聞いて、涼香はぱあぁぁっと、幸せな気持ちになった。
 そうだったんだ! ご主人さまは、わたしのために……! あまりの嬉しさに、爪先まで幸福の電撃が駆け巡って、快感の波に唇を噛んで耐えなければならなかった。
 ご主人さまが、わたしの足元にまわった。そういうことかと、ようやく納得したわたしは、命令を喜んで実行する。

「ど、どうぞ……!」

 わたしは、高校指定のチェックのスカートを捲り上げた。
 さらに、わたしはもう片方の手で、パンストごとショーツをくいっと下げて、無理やり素肌を、つまり女の子の部分を晒す。ご主人さまはそれを食い入るように見つめられて、お腹の奥がキュゥンと悦んだ。
 ふと、やってはいけないことをやっているんじゃないか、という妄想が涼香の頭を過ぎった。しかし、ノイズが走ったように掻き消される。
 そういう体制を作ると、机の角に女の子の部分を押し付け、腰を前後させている恵理が抗議してきた。
 
「お姉ちゃんッ、ずるいぃ♡ ああっ♡ わたし、まだ、シてもらってないのに、あぁんっ♡♡」
「恵理も、すぐシてもらえるよ。ご主人さま……どうぞ。涼香のカラダを、お召し上がりください♡」

 びちゃびちゃな机に押し付けることに夢中な妹に微笑ましささえ感じながら、いまは集中しないとと気を取り直して足を開いて、ご主人さまが突き出されやすい体制を作る。
 そしてぴとりと暖かい感触がくっついた。僅かに粘液のような感触を感じるのは、同じくご主人さまの所有物であるアヤネの体液だろうか。理由はともかく、既に二人の性器は濡れており、性行為の準備は万端だった。
 涼香の穴に侵入を始めると、頭の中でぱちばちっ、と、花火が打ちあがる。

「あっあっあっ♡♡」

 ナニカ。
 涼香の頭の中に引っかかるように残っていた、過去の記憶が、鮮烈な閃光とともに飛び散った。
 僅かに残っていた疑問が掻き消えていく。
 これは、快感だ。一週間に二回くらい、こっそりお風呂場でシてるオナニーなんかとは比べ物にならないほどの、エッチな快楽。
 まるで細胞の一つ一つがクリトリスになって、何千本もの手でソレを弄り回されているみたいな、途方もない刺激に、涼香の脳は焼けた。

「あっあ♡ あぁぁ~~~~っ♡♡」

 本来ならば数時間はかかるはずが、それよりもずっと早く、人格が破壊された。
 かわりに焼けてしまった部分を侵入したバクテリアが再構成する。
 男の都合のいいように、何もかもを書き換えられる。
 そして涼香は、もう二度と元には戻らない、男にとって都合のいい玩具になった。
 置き換えられた言いなり奴隷の涼香は、体中を包み込む快楽と幸福感に身を委ね、最奥まで突き刺さったご主人さまのものを気持ちよくして差し上げたいと、覆いかぶさってきたご主人さまを愛しく抱きしめた。

「ご主人さまぁ♡ 動いて、くださいっ♡♡ 涼香にいっぱい、えっちしてください♡」

 エッチを自分からねだることで、喜んでもらえることを、涼香は過去の記憶から察していた。
 思えば、どうしてあんなに自分は抵抗していたのだろう。過去の理解できない自分の行いが恥ずかしくなったが、どうやらご主人さまはそれを許してくださるようである。過去の行いを償うためにも、この躰を味わってほしかった。

「あっ……あ♡ あ、ぁ……ああっ♡ あっ、あっ♡ んぁ、やっ、はぁっ♡♡」

 最初は、ゆっくりだったピストン運動が、徐々に早く。そして奥深く、涼香の膣内を抉った。
 初めてのセックスが、こんなに気持ちがいいものだとは知らなかった。幸福で、かけがえのない最高の時間に、涙が溢れてとまらない。
 目の前まで顔を近づけて、こんなにも必死になって自分のカラダを貪ってくれるご主人さまを見ていると、胸がときめいて、ドキドキする。恋愛をしたことはなかったが、これが恋に違いない。つい、涼香は顔を上げて、生まれてはじめての口付けを交わした。

「んぅっ♡ んぅ~っ♡ ぷはっ、ああんっ♡ あっ、ごしゅじんさまぁ、ごしゅじんさまぁーっ♡♡」

 こんなに幸せなことがあるなんて、知らなかった。
 涼香は、自分の中に突き入れられるモノに、あっという間に夢中になった。頭の中がはじけそうになる感覚は、もう一生忘れられないだろう。

「あ~~っ♡ 女の子の部分気持ちいいっ♡♡ もっと、もっとぉ♡ 突きあげてっ、感じさせてぇっ♡ 一番奥まで、ご主人さまのものにしてぇ~~~っ♡♡」

 いっぱいご主人さまにエッチなことをしてもらって。

「お兄ちゃん、恵理、もういっちゃう♡ いっぱいカドに擦れて、またぷしゅって出ちゃうよぉ~っ♡」

 妹と一緒に恥ずかしいトコロを見てもらって。

「あっだめ♡ だめだめだめ♡♡ またキちゃう、アヤネ、いやらしいのキて、トんじゃうよぉ~~♡♡♡」

 世界中のご主人さまに気に入られた女の子に、この幸せな気持ちを味わってもらって。
 それが、わたしたちの幸せ。
 大好きなご主人さまに、いっぱい、愛してもらいたい。そのことで頭が一杯になって、そして、快感の爆発で真っ白になっても、この異常な状態に気づけなかった。

 涼香は自分の手でスカートをめくりあげ、もう片方の手でパンストとショーツを下げ、その隙間から見知らぬ男の肉棒を奥深くまで突き刺され、幸せそうに表情をだらしなく蕩けさせた。
 その妹の恵理は、自らの手で、体内に元に戻れないほどのバクテリアを侵入させ、見知らぬ男を兄と呼びながら痴態を見せ続けた。
 友人の彩華は、たまたま家に遊びに来ていたという理由だけで男の玩具にされ、処女を散らされた挙句、一生男の奴隷になる運命を自ら誓ってしまった。
 三人の美少女たちは同時に絶頂しながら、自分の女としての幸福を、捧げてしまった。

「ご主人さまっ、もうだめ、涼香、ほしいっ、ほしいっ、どうか膣内で、膣内でっ……いっ……いくぅぅぅぅ~~~っ♡♡♡」
「ごしゅじんしゃま、えりもっ、つくえのカドで、いっぱい、また、いっ、くぅぅぅ~~っ♡♡♡」
「ああっ♡ もっと、もっと見てッ、シアワセですからっ、ああっ、アヤネもっ、もう……あああぁぁぁ~~~っ♡♡♡」

 涼香は人生最大の絶頂とともに、男の欲望の塊を受け止めた。二人の少女たちは、女の蜜をびゅっびゅと股間から溢れさせ、背をぴぃんと反らした。
 絶頂した彼女たちは、なかなか終わらない波に身体を震わせながら、アソコから潮を噴く。
 しかし、これはまだ始まりに過ぎない。
 なぜなら少女たちは、この男に一生を誓わされてしまった。老いて、男の欲望を刺激しなくならない限り、永遠に使い倒されるだろう。その運命は、まだ、始まったばかりなのだから。

「あっ、あぁ~っ♡♡ まってくださっひぁっ♡ ごしゅじんさま、まだ、イったばかりで、びんかんでっ、あああ~~っ♡」
「あっずるいお姉ちゃんっ! よぉし、わたしも……ああんっ♡ 見てくださいごしゅじんさま♡ 恵理、今度は直接擦っちゃってますっ♡」
「え、えとっ、じゃあ……あのっ、わたしもぬ、脱ぐので、直接見てくださいっ!」

 そんな彼女たちのいる部屋には、いくつかの小瓶が転がっていた。
 夜になっても欲望の饗宴は終わらなかった。
 男の欲望のされるがままに、美少女たちは遊ばれ続ける。その一部始終を、空っぽの瓶だけが、最期まで見つめていた。

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お待ちしてました

すごくいい…
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spiritinserter

Author:spiritinserter
裏でこっそりと執筆している憑依系R18小説の個人的保管庫
憑依、乗っ取り、操りがメインです。気が向いたら更新します。
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作中の登場人物と実在の人物・団体は一切関係ありません。

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